インプラントQ&A
インプラントに関するよくある質問
- Q1インプラント治療を行うのに痛みはありますか?
- A1インプラント手術は、十分な局所麻酔下で行うため、痛みや腫れは抜歯と同じ程度でほとんどありません。さらに、ノンフラップオペなら出血もほとんどありません。
- Q2治療期間はどのくらいですか?
- A2 ケースによって異なりますが、手術自体は1~2本埋入するのに準備(消毒etc ・・)を含めて約1時間で終了し、入院の必要はありません。術後は経過観察のために通常月1回、3回程度の通院が必要です。手術から3ヵ月後に型をとり、上部に歯が入ります。ただし、症状によって治療期間が異なります。
- Q3インプラントを入れると何年くらいもちますか?
- A3 1965年に初めて埋め込まれたインプラントが、40年も義歯を支える働きを果たしたことから、衛生状態がよくたもたれているインプラントは、長く良好に機能することが期待できます。反対に天然の歯と同様に、手入れが悪いとインプラントの寿命も短くなってしまします。インプラントも人間の体が年齢と共に変化していくのに応じて、定期的に検査をして、調整する必要があります。定期検診をしていくことがインプラントの寿命を延ばすことにつながります。当院ではきちんとメインテナンスを受けてもらうことが前提ですが、インプラント体に10年間の保証期間を設けています。
- Q4費用が高いと聞きましたが?
- A4 症状や治療の内容により負担費用額は異なります。インプラント治療に健康保険が適用されませんので従来の治療法に比べて高額と思われることが多いようです。しかし、インプラントによる治療結果、効果を総合的に考慮して、入れ歯やブリッジを何度も作り直す場合と比較すると、一概に高額とはいえないでしょう。もちろん確定申告の医療費控除の対象になります。
- Q5歯が一本もない場合でも可能ですか?
- A5 可能です。総入れ歯をお使いの場合、インプラントを数本入れて義歯を安定させる土台に利用する方法があります。また、4本以上のインプラントを入れることにより、入れ歯ではない固定式の歯にすることが可能です。 (All on 4 ・ オールオン4)
- Q6インプラント治療が適しているのはどんな人ですか?
- A6 インプラントの最大の利点は、欠損病の進行をストップできることです。したがって、次のような方が適しているといえます。 1.生涯を通して、快適に食事や会話を楽しみたいと思っている方 2.ご自分の歯を大切にしたい方
- Q7歯周病でも大丈夫ですか?
- A7 インプラント自体は虫歯にはなりませんが、歯周病が進行するとご自身の歯と同様にトラブルが出てくることがあります。インプラントをされる場合、歯周病の検査、治療を受けられることをお勧めします。
- Q8即日インプラント(一日で歯が入る)は、大丈夫ですか?
- A8 高い確率で大丈夫です。即日(ワンデイ)インプラントは信頼に値する研究データ、臨床データが数多く出ており、治療法として確立されてきています。 ただ、適している場合とそうでない場合があるので、CT検査等を含め診査の上、担当医とよく相談されることをお勧めします。
- Q9もしインプラントが成功しなかったらどうなるの?
- A9 インプラントが成功しなかった(骨とくっつかなかった)場合はインプラントのサイズや種類を変えて再び処置をします。その際の費用はいただきません。再処置で成功しなかったことはありませんが、万一成功しなかった場合の費用は全額お返しします。
- Q10処置後、腫れたりしませんか?
- A10
1,2本のインプラントでしたら、ほとんど腫れることはありません。骨を造る処置をした場合は腫れることがありますが、ほとんどの場合1週間以内にはひきますので心配いりません。当院では、腫れが予想される処置の場合は炎症止めのお薬を用意するなど、患者様に負担のない処置になるよう努力しております。
又、ノンフラップオペのケースは術後の出血もなく腫れや痛みも最小限に抑えます。 - Q11処置時間はどれくらいですか?
- A11 インプラントの本数にもよりますが、実際の処置時間は30分~1時間30分くらいです。本数が多い場合はもう少しかかる場合もありますが、患者様に外科的負担の少ない処置方法を選択することで、処置時間を短くするよう努力しております。
- Q12処置中はずっと口をあけっぱなしなのですか?
- A12 処置時間中、ずっと口をあけっぱなしということはありません。むしろこまめにお口を閉じて休んでいただくようにしています。もしお口をあけるのが疲れたとしても、手を上げて伝えていただければ、すぐに休憩していただくようにしております。
- Q13処置当日に、仕事や遊びはできますか?
- A13 激しい運動でなければ大丈夫です。遊びもお酒を飲んだりはできませんが、 軽く体を動かす程度であれば大丈夫です。
- Q14手術当日は、運動や食事は大丈夫ですか?
- A14 当日の運動はできる限りさけてください。血流の関係により痛みが出たり、出血の原因にもなりますので、傷口の治りが遅くなります。お食事は栄養をとってもらった方が傷口の治りも早くなりますが、手術部位での咀嚼はさけてください。
- Q15手術当日は、お風呂に入っても大丈夫ですか?
- A15 なるべく避けて頂いた方がいいです。血流の関係で痛みが出たり、出血の原因になります。シャワー程度でお願いします。
- Q161回法と2回法って何ですか?
- A16 手術方法の違いです。1回法は、インプラント本体の頭の部分を歯ぐきの上に出した状態で手術を終わる方法です。それに対して2回法は、インプラント本体を完全に歯ぐきの中に埋め込んでしまう方法です。その為、インプラント本体の頭の部分を歯ぐきの上に出すために2回目の手術(2次手術)が必要になります。どちらの方法で進めるかは、骨の量や質、手術される部位によって、選択させてもらいます。
- Q17手術後、歯が入るまでの間は歯が抜けたままなのですか?
- A17 前歯のように審美的に必要な部位は、必ず仮歯が入ります。しかし、噛む力が強くかかってしまうとインプラントと骨が結合する妨げになってしまいますので、奥歯の場合は入れないこともあります。仮歯をいれるかどうかは、インプラント部位により患者様と相談させて頂きます。
- Q18通院回数はどの位ですか?
- A18 上顎にインプラント手術をした場合は、4か月を目安に最後のかぶせ物をします。下顎にインプラント手術をした場合は、3か月を目安に最後のかぶせ物をします。その3~4か月の間に、消毒、歯ブラシチェック、歯ぐきのチェックで4~5回来院していただくことになります。もちろん、手術方法や治り具合により多少回数が増える場合もあります。
- Q19処置後のケアは?
- A19 インプラントがダメになる原因は「歯周病」と「合わない噛み合わせ」です。処置後、インプラントが骨とくっつくまでの数ヶ月間は歯周病菌に感染しないようにブラッシング方法を丁寧に指導いたします。治療終了後も定期的なメインテナンスにお越しいただくことでそれらの危険を未然に防ぐことが可能です。インプラントは10年後の生存率が約95%ですが、メインテナンスにお越しいただくことでさらに長持ちします。当院ではメインテナンス専用のスペースである「予防室」を設けており、インプラントのメインテナンスに力を入れています。
- Q20インプラントは何でも噛めますか?
- A20 噛む中は天然の歯とほぼ同じです。慣れも必要ですがだいたい何でも噛めます。食感も天然の歯とほぼ同等です。
- Q21自分の歯と同じように噛むことはできますか?
- A21 ご自分の歯と同じように噛めます。
- Q22インプラント治療をしたら、生活や人生が変わりますか?
- A22
間違いなく変わります。噛めない人が噛めるようになる。もう一度あきらめていた食べ物を食べられる。
これだけでも人生が変わるといえるのではないでしょうか?さらに噛むという行為は脳に刺激を与え、老化防止等のアンチエイジングの効果もあります。 毎日の日常の変化は人生の変化につながっているといえるのではないでしょうか? - Q23インプラントはどのくらい持ちますか?
- A23 10年生存率は98%です。ただし、この数値は医院が提供する定期的なメンテナンスを受けていることが前提だと考えてください。
- Q24保証はありますか?
- A24 インプラント自体には10年の保証があります。そのインプラントの上部に付いている上部構造は5年の保証が設けてあります。
- Q25インプラント治療後には定期健診が必要だと聞きましたが、費用はどれくらいですか?
- A25 定期健診自体にかかる費用が一回2,100円。これにレントゲン撮影などが入るとプラス1,000円ほどかかります。
- Q26インプラント治療後に他の歯が悪くなったら、やりなおさないといけないのですか?
- A26 インプラントと通常の歯を連結させていて、その部分の歯が悪くなったら影響もありますが、通常の治療でインプラントと通常の歯を連結させることはありません。インプラント部分は通常の歯とは独立した存在になっているので、他の歯とは関係があまりなく、やり直す必要はありません。
- Q27たばこは吸えますか?
- A27 できれば手術前1週間は禁煙していただいたほうがよいでしょう。タバコの喫煙はインプラント歯科治療だけではなく、お口の症状を悪化させるリスクを持っています。禁煙の方のインプラントオペの成功率は99%以上ですが、喫煙者の成功率は低くなります。その理由は、タバコのニコチンは血管に入ると、血管が収縮して血流が悪くなるからです。アゴの骨の中の毛細血管や歯肉の血管は、非常に細いもので、それが収縮すると血液中のバクテリアを食べる白血球が血管の末端や、細部の毛細血管には届きにくくなるのです。さらに白血球の作用自体もニコチンによって低下することがわかっているので、歯肉に入り込んだバクテリアが、白血球に優れて炎症を進行させることとなります。これまでに数多くのインプラントオペの症例から分かっていることは、悪くなったケースはタバコ喫煙者の方が多いのです。そういったことから、当インプラントセンターでは禁煙者はインプラント本体の保証期間は10年無料で保証をお付けしていますが、一方、喫煙者の方へのインプラント保証は3年間です。このお話をお聞きになった大多数のインプラントオペ実施の方が、禁煙されています。